恵の実について

社会福祉法人 恵の実

社会福祉法人 恵の実

保育目標

  1. 「たべる」「ねる」「あそぶ」「はたらく」ことを通して子どもの“内なる自然”を育てる保育
  2. 自然の中での仲間との体験活動を通して、たくましさ、やさしさ、賢さや生きる力を育てる保育
  3. 人と交わる力を育て、0歳から大人まで育ち合う保育
  4. 優れた絵本、一流の芸術、文化にふれ、豊かな感性を育てる保育

恵の実 施設図

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子どもたちにとって最善の利益を 感性が育つ乳幼児期にこそ本物を

門をくぐるとカシ、やまぼうし、つばきなどの木々が、葉ずれの音とともに子どもたちをやさしく出迎えます。ホール、事務室など、どの部屋からもこの庭の緑が目に入るようになっており、心が癒される空間です。

子どもたちの触れるところには、国産の無垢材を使い、床は0歳から6歳までの子どもの脳の最も育つ大切な時期に、跳んでもはねても転んでも衝撃の少ないヒノキを使っています。窓はアルミサッシではなく温かみのある木枠の強化ガラスです。大きな窓は子どもたちの視界を遮らず、美しい樹木や花を常に目にすることができます。一枚ガラスを心配される方がいますが、日常的には壁にしまいこまれ、またリズム運動やあそびを充分行っている園ではガラスを割る子はいません。

3、4、5才児の部屋でもあるホールは身体を思いきり使ってリズム運動ができるように、テラスをいれて48坪の広さをとり、木造建築としては天井高がかなりある開放的なつくりとなっています。後方の窓からは赤塚山の美しい樹木や景色が見え、若葉や紅葉の季節には借景がおおいに楽しめることでしょう。

0、1、2才児の部屋は視覚をさえぎる四方の壁を極力減らし、大きな窓をしまい込めば戸外と一体化する開放的なつくりで風と光にあふれています。脳の可塑性が高く、五感の最も育つこの時期の子どもたちにとって遮るものがないこの部屋は、子どもたちの意欲を外へ外へと湧きたたせることでしょう。

恵の実「ホップくん」の療育室は東を向き、朝日がたっぷり入ります。床暖房と室内浴槽があり、麻痺などで冬場に身体がゆるみにくいお子さんも身体をいっぱい動かすことを保障できるようになっています。また車椅子のためのスロープとトイレも完備されています。児童発達支援事業所と保育園舎はそれぞれ独立しつつテラスでつながっており、恵の実「ホップくん」の子と保育園の子が一緒に生活することもできれば、刺激を避け静かに過ごすこともできるというように、子どもの状態に合わせて自在になっています。

給食室を建物の真ん中においたことで、子どもたちにとって食がより身近なものとなります。給食室の床は廊下より1段低く、中で給食を作る大人の手元が子どもたちに見えやすいようになっています。

2階は職員休憩室と親御さんたちのための子育て支援室です。多人数の会議にも対応できるよう二間続きの和室にしました。畳なのでごろりと横になることもでき、しっかり疲れをとることが再び子どもたちに向かう元気の源になります。

朝に夕に、隣の赤塚山公園の広い芝生広場、赤塚山から弘法山へのハイキングコース、グランドなど、環境に恵まれた立地条件を多いに活用して子どもたちの遊びを外へ外へと広げていきたいと思っています。